2月の9日から10日にかけて行われるドイツエッセンG7会議で欧州当局が円安問題を議題として採り上げる可能性がでてきました。この結果、円ドル為替相場は25日の0時5分ころには1ドル=121.10円あたりでしたが、2時ころには1ドル=120.77円あたりまで円高ドル安が進んでいます。
さらに最近の売られすぎた低金利の円を買い戻す動きが投資ファンドやヘッジファンドからでて、14時5分には1ドル=120.15円あたりと約1円もの円高ドル安に進んでいます。
ただドイツエッセンG7会議で円安問題が議論されるどうかは微妙なところです。
まずドイツのプファッヘンバッハ首相首席経済顧問
「円がユーロや他の通貨に対して下げていることは『懸念要因』である」
といっています。
一方、渡辺財務官やG7ホスト国であるドイツののハッフェンバッハ財務次官は
円安問題はG7会議の主要議題にならない」
との見方を示しています。
当初は、今回のドイツエッセンG7会議で円安問題が主要議題になるのではないかと心配していた外国為替市場参加者も渡辺財務官やG7ホスト国であるドイツののハッフェンバッハ財務次官の発言を受けて、売られたドルを買い戻しました。
その結果、25日の14時5分には1ドル=120.15円まで進んだ円高ドル安ですが、26日の9時ころには最近取引されていた水準である、1ドル=121.50円あたりまで円安ドル高に戻っています。
ドイツエッセンG7会議で円安問題が議論される可能性は?
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