円ドル為替相場ー3月


量的緩和解除は織り込み済み

今日は1円以上の円安に進みました。朝の9時ごろには、1ドル=116.04円まで進みましたが、その後は1ドル=117.54円となっており今なお円安ドル高に進んでいます。これは、今週に量的緩和が解除されたとしても、ゼロ金利政策が終了するわけではないので金利は上がらないとの見方が広まったためと考えられます。その結果、量的緩和解除の話題で先週からヘッジファンドなどが円を買っていましたが、このポジション解消による円売りで円は大きく下げることになりました。

また市場では、量的緩和解除がもし解除されなかった場合の対応として円買いポジションをひとまず解除したのかもしれません。既に、市場では量的緩和解除は織り込み済みなので、もし量的緩和が解除されなければ大変なことになりそうです。

すでに市場は量的緩和解除ではなく、ヨーロッパの今後も金利が上がることについて注目しています。ということは金利差による取引が進むということでしょうか?金利差による取引きか、それとも景気回復と米国衰退するのではないかという心配からくる取引きか、今後の為替が気になるところです。