円ドル為替相場ー3月


アメリカ 2月消費者物価指数

米2月消費者物価指数は、名目とエネルギー、食品を除くコアがともに前月比+0.1%と予想の前月比+0.2%とより弱い結果となったために、今後もインフレが続くだろうと強気の予想をしていたFRB関係者に対して不安のドル売りが進みました。

また、新規失業保険申請件数は2週連続の30万件越え、3月フィラデルフィア地区連銀景気指数は前月比-3.1ポイントの12.3となり、 2月住宅着工件数も前月比-7.9%の212万戸と全体的にアメリカ経済がスローダウンしていくのではないかと想像させられる弱い数字が続きました。

このアメリカの弱い経済指標の結果、アメリカの利上げが予想以上に早く終了するのではないかという考えの人が増え16日の夜から18日の朝までドル売り円買いの流れとなりました。16日の22時30分には1ドル=117.75円でしたが、17日の22時30分には1ドル=115.75円まで円高に進んでいます。

3月28のFOMCでは米国の利上げが行われますが、その後の利上げとなると疑問が残ります。今後も利上げが継続すると期待されている分、もしされなかったらドルが大きく売られる可能性があります。