円ドル為替相場ー6月


生産者物価指数と小売売上高の発表後円ドル相場

アメリカの生産者物価指数と小売売上高の発表後、円が急落ドルが急騰しました。発表前の21時20分ごろには1ドル=114.70円でした。その後、アメリカ経済指標の発表後約2時間で、115.20円まで上昇しました。

不思議なのは、生産者物価指数と小売売上高ともに為替アナリストが予想していた数字より良かったのかといえばそうではありません。生産者物価指数に関して言えば、予想では前月比+0.4%でしたが、実際は前月比+0.2%と弱い数字でした。

また小売売上高は、為替アナリストが予想したとおりの前月比+0.1%でした。

円安ドル高の原因として考えられるのは、日経平均の急反落により利上げは当分無理だろうと考えた人が増えたことが上げられます。

一方、本日発表の消費者物価指数が強めの内容になるとの見方があり、予想通りの強い数字となれば、インフレリスクを心配しているアメリカは利上げをせざる終えなくなります。そうすると日本とアメリカの金利差が拡大するため、さらに円安ドル高が続くことになります。

アメリカの金利が上がらなくなり、アメリカのファンダメンタルに目を向けると投資家が増えるといいのですが・・・

ドル売り円買いをしている私には、なかなか厳しい為替相場です。