円ドル為替相場ー7月


米雇用統計の非農業部門雇用者数悪化

アメリカの労働省が7日21時30分に発表した米雇用統計によると、景気動向を敏感に反映する非農業部門雇用者数が前月比+12.1万人でした。雇用回復の目安である15万人増を下回り、アメリカの景気減速傾向が確認されました。

為替アナリストの市場予測では+17.5万人だったので、とても弱い結果となりました。非農業部門雇用者数が前月比+12.1万人と弱い数字になったため、ドル売り円買いが急激に進み、21時29分ごろは1ドル=114.70円でしたが、21時40分には、1ドル=113.90円と80銭もドル安円高です。

理由は、米連邦準備制度理事会FRBが8月8日に開く連邦公開市場委員会での利上げが休止になるのではないかと市場参加者が考えるようになったからです。