円ドル為替相場ー7月


バーナンキFRB議長の米上院銀行住宅都市委員会証言

7月19日23時に始まったバーナンキFRB議長の米上院銀行住宅都市委員会証言では、タカ派色の薄い内容になりました。バーナンキFRB議長は証言の中で、アメリカの景気が減速していること、その結果来年には、コアのインフレ率低下の可能性があることを示しました。つまり来年には利下げがあることですね。

米上院銀行住宅都市委員会証言終了後、バーナンキFRB議長による質疑応答がありましたが、その中でも結局タカ派的発言が聞かれませんでした。

バーナンキFRB議長は質疑応答の中で
「金利は正常な水準にもどった」
「過剰な金融緩和は取り除かれた」
と発言しました。

為替市場参加者は、今後もアメリカが利上げを行うと予想していただけに、この発言には驚くとともにドル売りが進みました。

8月にアメリカが0.25%利上げをする確率は、為替アナリストの間では、6月米消費者物価指数(CPI)発表後は90%以上でした。しかしバーナンキFRB議長の発言により、8月の利上げする確率は大きく下がりました。

円ドルの為替相場、バーナンキFRB議長の米上院銀行住宅都市委員会証言前の22時あたりは1ドル=117.80円あたりでした。しかし米上院銀行住宅都市委員会証言後の7月20日の2時ごろには1ドル=116.70円あたりまで円高ドル安が進みました。

ちょうど、この日外国為替保証金取引で1ドル=117.80円で15万ドルのドル売りをしていたので良かったです。目標は114.80円あたりになったら、ドルを買い戻します。久しぶりに外国為替保証金取引で利益がだせるかもしれないので、楽しみです。