円ドル為替相場ー8月


7月消費者物価指数発表後の円ドル為替相場

アメリカ7月消費者物価指数の発表が21時30分にありました。エコノミストの予想では総合で前月比+0.4%、コアが前月比+0.3%となっています。アメリカ7月消費者物価指数の結果は、総合が前月比+0.4%と為替アナリストの予測どおりとなりましたが、コアの方が前月比+0.2%と予想より0.1%低かったです。

またこの日の同時刻にアメリカ7月住宅着工件数について米商務省が発表しました。こちらエコにミスとの予想では181.0万件でしたが、結果は179.5万件と予想より悪い結果となりました。前月比で2.5%減少しています。この結果、はっきりと住宅市場が低迷していることがわかります。

この結果、外国為替市場ではドル売り円買いの動きになりました。7月消費者物価指数、7月住宅着工件数の発表前の21時には1ドル=116.20円あたりでした。しかし7月消費者物価指数、7月住宅着工件数の発表後の22時30分には1ドル=115.60円となっています。

インフレかどうかがわかる指標として火曜日に7月生産者物価指数、水曜に7月消費者物価指数の発表がありましたが、ともにエコノミストが予想していたよりも低い数字になりました。その結果、9月の利上げの確率はずいぶん低くなってきたでしょう。