円ドル為替相場ー12月


水野温氏審議委員講演で円高

日銀の水野温氏審議委員は東京都内で講演をしました。その中で
「すべての経済指標が力強いものとならなければ、政策金利を引き上げることができないわけではない」
との発言をしました。

つまり現状では、日本の経済指標は強いもの、弱いものとありますが、たとえ経済指標に弱いものがあったとしても利上げをしますよ!ということを伝えたのです。この結果、18日火曜日から始まる日銀金融政策決定会合では、もしかしたら日本の金利が0.25パーセント上げられるのではないかと考えた海外のヘッジファンドが、キャリートレードで利用していた日本の円を買い戻しました。

海外のヘッジファンドによるキャリートレード解消のための円買いで13時ころは1ドル=115.30円でしたが、22時30分には114.40円あたりまで円買いドル売りが進みました。

ここ最近の円ドル為替相場は、ドルがじわじわと買われ、ときどき一気にドルが売られる、そんな相場展開が続いています。ドル買いをする方はタイミングを見計らってドル買いをするようにしてください。今後はアメリカの利下げや景気減速がより進む可能性もあるので、ドルが急落する可能性が高いです。外国為替補習金取引をされている方は、高値でドル買いをしないようにご注意下さい。

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