15日の夜間から16日の朝方にかけて円ドル為替相場はドルの大きな下落に始まり、その後大きくドルが買い戻される相場展開になりました。
ドルの下落が始まったのは、15日の22時30分からです。22時25分には1ドル=118.25円だった外国為替相場ですが、23時40分には1ドル=117.40円とドルが大きく売られ円が買われています。その後、大きく売られたドルですが、大きく買い戻されたり、また売られたりしながら最終的には1ドル=118.10円あたりで今週の取引を終えました。
ではなぜ、円ドル為替相場は15日夜間から16日朝方にかけて上下に激しく揺れたのでしょうか?説明していきます。
まず22時30分あたりからドルが大きく売られた原因は、22時30分に発表されたアメリカ11月消費者物価指数が外国為替エコノミストが予測していたよりも低く、前月比で±0.0%でした。外国為替エコノミストの予測では前月比+0.2%でした。
アメリカ11月消費者物価指数が前月比に対して±0.0%となり、アメリカのインフレリスクはなくなり、今後はアメリカの景気減速の大きさによっては利下げの可能性を考えるしかありません。アメリカの景気が減速しているなら、インフレリスクもなくなったのでもうアメリカの利上げはないでしょう。その結果ドルは円に対して80銭程度の円高ドル安になりました。
その後のドルの上昇の原因は、やはり一番はアメリカの金利が5.25%とかなりの高金利通貨になっているので、アメリカドルが下落したら押し目買いをする外国為替市場参加者がたくさんいるからでしょう。このドル買いを後押ししたのが、15日の23時に発表された10月対米証券投資と11月鉱工業生産です。
23時に発表された10月対米証券投資は、アメリカ10月分の貿易赤字の額である588.6億ドルよりも多い823.0億ドルと貿易赤字で出て行くドルの額より、証券投資で入ってくるドルの額の方が大きくて外国為替市場参加者が安心しました。
さらに23時15分に発表されたアメリカ11月鉱工業生産が+0.2%と外国為替エコノミストが予測していた±0.0%と良い数字になりました。その結果、高金利通貨という魅力を感じながらもドルの下落を恐れていた投資ファンドやどこかの国の大きな銀行が安心してドルを買い戻したと思われます。
下落上昇の円ドル為替相場
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